TKSJ工法

TSKJ工法とは

TSKJ工法とは耐震性(T)、止水(S)、可撓性(K)の性能を有し、トータルコストを低減する経済性に優れたジョイント(J)工法の総称です。

TSKJ工法のジョイントメカニズム

止水システム

【原理】止水・可撓共用ゴムソリッド又はプラスチックを無拘束で一体化させ水漏れを防ぐ。

構造的には、あらかじめコンクリートブロックの接合面に挿入孔を設け、その挿入孔にジョイントゴムシールを挿入し、注入孔よりグラウド材又はコーキング材を充填して、コンクリートブロックを一体化させます。

コンクリートブロックの接合面の開穴部に、ジョイントシール材の先端係止部を圧挿入し、矢形が開くことにより、開穴部に係止されます。止水性能は、リップが圧着部にフィットし、確保され、耐震性、可撓性はジョイントシール材、中央の可撓性により、伸縮自在となり、保持されます。

可撓システム

【原理】コンクリートブロック1個毎に止水可撓ジョイントを配置し、全接続部で可撓性能を確保。

特長

TOPグレード

耐震・可撓性−ブロックの全ジョイント部に可撓継手を設けていますから、各々が地盤の変化に追従し、過大な変形(地盤歪み2%)をも吸収できます。

止水性−水深10mの水圧(1kgf/cm2)がかかっても水が漏れません。

施工性−ジョイントシールゴムがガイドの役割を果たすためスムーズに据え付けが出来ます。又、本工法は水中でも雨天・湧水個所でも場所を選ぶことなく施工出来ます。

経済性−従来の可撓ジョイントにより廉価で施工性に優れ、非常に経済的です。

TOPグレード

耐震・可撓性−不等沈下や地震時の地盤変動に柔軟に追従します。

止水性−水深5mの水圧(0.5kgf/cm2)に耐えます。

施工性−モルタル不要のワンタッチ施工で据え付けがスピーディーです。乾式ジョイント工法ですから、雨天でも湧水個所でも施工可能です。

経済性−従来の止水目地とほぼ同価格ですが、上記性能に優れ、耐久性もありますから、トータルコストが低減されます。

規格

  l m t a b c φ
T-Mジョイントシール材 75 17 4.0 20 8 39.5 75
T-Sジョイントシール材 49 11.4 2.0 13.3 5.5 26.2 13
N-Mジョイントシール材 74 10 2.0 20 8 39.5 20
N-Sジョイントシール材 54.4 4.8 1.0 13.3 5.5 26.2 13
N-SSジョイントシール材 34.4 3.6 1.2 7.6 3.8 17.1 8.6